中古・リフォーム施策、瑕疵保険・見える化を推進
国土交通省は中古住宅流通、リフォーム市場規模を2020年までに20兆円に引き上げる
ための施策の方向性を示した「中古住宅・リフォームトータルプラン」を公表した。
保険加入やインスペクション(建物検査)、「見える化」などを推進していくことを強調した
内容になった。
前田武志国土交通大臣は、同日の定例記者会見で、
住宅関連の税制や補助金、
金融面での支援策を新築中心から中古・リフォームへ切り替えていくとの考えを示した。
案の段階では、売買瑕疵保険・リフォーム瑕疵保険の加入率目標は20年までに売買が20%、
リフォームが10%としていたが、最終的にはリフォーム瑕疵保険については、構造防水部分に
ついてと限定した上で30%まで引き上げた。目標達成に向け、金融支援での要件化など、
保険加入を促進する優遇策の充実を図っていく。
また、住宅性能表示制度の導入目標についても、これまでの案では20年までに流通割合10%と
としていたが、決定版では同20%に引き上げた。
中古住宅向けの長期優良住宅基準の整備(13年度までに)や、インスペクションの普及とあわせて
中古住宅性能の「見える化」を進める流れが加速していく。
(新建ハウジングweb)
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