
2012年02月07日

【住まいの中の空気、若い世代ほど気にする傾向に/住環境研究所調査】
積水化学工業(株)住宅カンパニーの調査研究機関である(株)住環境研究所は
このほど、「住まいにおける空気質と健康配慮」の調査結果を発表した。
近年、花粉症や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などさまざまなアレルギー症状を
疾患する人が多く、住まいにおける空気質への関心が高まっていることから、
アレルギー症状の有無による健康配慮への意識の違いなどを調査したもの。
全国のアレルギー症状のある人がいる世帯1,072件、いない世帯1,076件から
有効回答を得た。
調査では、60歳代を除く各世代の約半数の世帯にアレルギー症状のある人が
いる結果となった。年代別で40歳代が最も高く54%、次いで30歳代の51%となった。
症状は花粉症、次いでアレルギー性鼻炎、気管支喘息で、子供世代でも30%弱に
花粉症の症状が出ていた。
また、各世帯では住まいの空気質に関してさまざまな生活工夫を実施。
「窓を開けて室内の空気の入れ替えを積極的に行なっている」「家の中でたばこを
吸わないようにしている」など日常生活において配慮が行なわれていた。
特にアレルギー症状のある世帯ではより配慮しており、「洗濯物を室内干しに
している」(13%)、「ペットを飼わないようにしている」(22%)、「家に入る前に着て
いる衣類をはたく」(7%)などの生活工夫のほか、空気についての関心度が高く、
「空気清浄機を使用している」(37%)、「加湿している」(21%)など機器の利用度も
高いことが分かった。
世代別に見ると、アレルギー症状のある人の有無に関わらず、20~30歳代の
若い世代ほど室内の空気に強い関心を示していた。
(R.E.port 2012.02.02)

Posted by 売りたい買いたいネット at 12:00
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